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vol.455-1(2009年6月30日発行)
松原 明 /東京中日スポーツ報道部
気がかりなJリーグの人気のかげり

 Jリーグはワールドカップのアジア代表出場を決め、長い中断をはさんで再開したが、全く盛り上がらないのが気がかりだ。J1再スタートの6月20、21日の観客数は16万6099人、翌週も17万5438人とどこも、そこそこしかファンがやって来ない。今季の開幕週に19万3298人と第2週が19万7351人と観客数が19万人を越えた以外は、低調のまま約半分の日程を過ぎている。この長期低迷は深刻ではないだろうか。

 昨年は年間、5回も1週間20万人を超える盛況のときもあった。大きな観客動員数の目標を掲げ、年々上昇を夢見てきたのに、この勢いでは動員更新は不可能ではあるまいか。

 動員トップの浦和(平均4万40601人)、新潟(3万3586人)も、昨年に比べ、明らかに落ちている。京都(1万1038人)山形(1万1909人)も1万人を超えるのがやっとの苦戦続きだ。

 経済不況で「テレビで我慢しよう」という家庭が増えているうえ、そのテレビも放映権を持つ民放・TBSもほとんど中継しないし、NHKの衛星放送も中継は減った。テレビのサッカー番組は、深夜に後退。ますます視聴者は減るばかりだ。見たいと思えばスカイパーフェト・テレビに加入する以外にない。Jリーグはもっと積極的に番組強化を支援し「もっと、サッカーを見てください」の運動を始めないと、後退を食い止められない危機なのではないだろうか。

 今は、どうしても見たいファンを引き寄せるスターが不在なのが大きい。
頼みの中村俊輔選手は、セルティックから、横浜F・マリノスへ戻らず、スペインへ去ってしまった。後半のJリーグ起爆材になる、という期待もあえなく消えた。今後、誰が支えて行くのか答えが浮かんで来ない。

 Jリーグは広報スタッフを縮小、広報部長(プロデユース・リーダー)を若手に交代させた。今のように、会議、会見をやっても何も記事にならない状況が続くなら、サッカーは、ますます忘れられてしまうのではないか。先頭に立って、新風を巻き起こす新たなリーダーの出現を望む毎日である。

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