『速報データーファイル』
アテネオリンピックと企業スポーツ
 
 

アテネオリンピックと企業スポーツ

 今回のアテネ大会は、日本オリンピック史上初めて、女子選手の参加が171名(54.8%)と、男子選手141名(45.2%)を上回ったことで話題を呼んだ。中でも団体球技は、ホッケー女子の大会初出場を始め、女子サッカー2大会ぶり2回目、女子バレーボールの2大会ぶり出場権獲得などによって、史上最多の5種目(男子2種目)に参加した。

 なかでも、企業に所属するの女子選手の参加者数は、前回のシドニー大会54名と比べ109人(63%)と大幅に増えた。それに対し、男子の企業スポーツ選手はアテネ大会58人(42%)で、前回シドニー大会の76人より18人(7%減)減った。

 プロスポーツ選手の参加は男子選手が51名と全体の36%を占め、その内訳は男子は野球の日本代表24人全員(シドニー大会はプロ選手8人)と、サッカーの18名(2名大学生)、自転車5名、陸上1名、卓球5名の5種目であった。女子のプロ選手は14人(全体の8%)と、前回シドニー大会(テニスの3名)と比べ11名増え、テニス4名に加え、女子バレーボール1名、自転車2名、卓球3名、トライアスロン3名であるが、そのプロ選手の多くは企業とプロ契約をしている形態の選手が増えたことによるものである。

アテネ大会入賞者の所属別割合

 日本代表は本大会で金16個、銀9個、銅12個の計37個で日本オリンピック史上最多のメダルを獲得した。金メダル16個は1964年東京大会に並ぶ史上最多タイとなった。
 今大会から新種目として始まった女子レスリングや女子柔道は金メダルを量産し、女子競泳からも久々の金メダリストが誕生した。

 なかでも、注目は競泳の学生選手の活躍である。これは、大学水泳部の実力と言うより、東京オリンピック以降に誕生した全国各地のスイミングクラブが、長年にわたり取り組んできた選手育成の努力が実った結果と言える。
 
 入賞者の所属を見ると、企業スポーツ選手の入賞該当者は男子25人、女子59人と全体の51%を占めた。企業スポーツ選手のメダル獲得該当者は35人(個人14名、チーム4において獲得)で、選手全体の40%を占め、なかでも女子選手の23人(個人7名、チーム2において獲得)62%の獲得は大きな成果といえるだろう。

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