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■vol.175(2003年12月 3日発行)

【杉山 茂】 氷点下のプロ興行が語るもの
【松原 明】 J リーグチャンピョンシップの解消
【早瀬利之】 不動裕里、年間10勝の大偉業を祝う


氷点下のプロ興行が語るもの
(杉山 茂/スポーツプロデューサー)

 韓国の「ハルラ」を加えてのアイスホッケーアジアリーグは、日本リーグの加盟チーム減少が生んだアイディアとはいえ、いささかアジア軽視で過ぎてきた日本スポーツ界にとっては画期的、成果が注目される。
 
 そのアイスホッケー。本場カナダで、プロリーグ(NHL)が、史上初といわれる屋外公式戦を行った(11月22日エドモントン。エドモントン・オイラーズ対モントリオール・カナディアンズ)。

 カナディアンフットボール場の一角に特設されたリンクを57000人ものファンが取り囲んだが、おそらくスタディアムの最上階から選手の動きは、豆粒のようだったに違いない。しかも、試合経過とともに気温は下がる一方で、第3ピリオドは氷点下20度と伝えられる。凄まじい話だ。

 オイラーズは通常の公式戦は、16000人の収容力を持つアリーナーで行われる。適度に暖房の効いた施設を持ちながら、なぜファンに“過酷”な想いをさせるのだろう。

 私は、かつて、当時全盛のソ連リーグをモスクワの屋外競技上で取材したことがある。30000人を越す観衆が、ウォッカを呑みながら、降りしきる雪の中で立ちつくして熱狂する光景は、異様に映った。

 翌日、別カードを、モスクワ自慢のスポーツパレスで観た。まるで劇場。総ての観客はクロークにオーバーコートや防寒の帽子を預けて席に着く。バレエか音楽会のようなムードだ。

 これほどの施設がありながら、なぜ、屋外リンクでの日程が組まれるのか。

 通訳者の説明では、屋内ばかりでは、観戦できる人が限られる。その点、スタディアムなら大勢の人が楽しめる。寒さ?アイスホッケーの魅力の前には感じないのさ。ということだった。

 エドモントンも大勢の人に、は、モスクワと同じだが、本音は選手の報酬高騰を賄うには、とても屋内のキャパシティではということにある。

 カナダのアイスホッケーの原点は子供たちの屋外リンク、という声も聞こえるが、そのようなこじつけで、プロの興行が成り立つものなのか。

 同じ企画を、このあと続けても50000人を超すファンが詰めかけるだろうか。

 おそらく次も、というのは日本のNHL通の1人だ。

 それほど、カナダの人にとってアイスホッケーは大事なものだ、とも。

 日本に、これだけ誇らしげな国民スポーツがあるだろうか。

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Jリーグ・チャンピオンシップの解消
(松原 明/東京中日スポーツ報道部)

 Jリーグは11月29日の最終日、磐田、鹿島、横浜と、ロスタイムの間に優勝が3転する、劇的なフィナーレになった。

 この結果、横浜マリノスは第1、2テージの優勝を独占。昨年のジュビロ磐田に続いて今季も「両ステージの優勝クラブが同じ場合はチャンピオンシップは行われない」ことになった。

 プロ・サッカー・リーグの世界の大勢は年間1シーズンの最多勝利クラブが王座に着く、のが普通で、トーナメント以外に、チャンピオンシップなどはない。前半、後半にリーグを分割、その1位でプレーオフ対決、という制度を採るのは、Jリーグだけである。前期、後期に分けている、アルゼンチンも、プレーオフは行っていない。

 年間1シーズンで争いながら、なおかつ、プレーオフで王者を決めているプロスポーツは、地区制度で行うアメリカの4大プロだけだ。

 Jリーグは昇格、降格は年間通算勝ち点で決め、個人タイトルも年間通算成績でタイトルを決めているのに、一番肝心な優勝をプレーオフで、という矛盾は、常に問題にされていた。

 優勝プレーオフがあるのか、ないのか、最後まで決まらないため、準備をする関係者の苦労は大変。中止なら、すべてがフイになる。

 今回も、もし、磐田が第2ステージに優勝していれば、会場がない悩みがあった。1万6000人しか収容できない磐田スタジアムしか使えなかった。

 これでは、その日を待ちわびていた大半のサポーターは、チケットも手に入らない。「中止になって良かった」という人もいたほどだった。

 今回の横浜の独占は、Jリーグも欧州の一流リーグと同じように、年間1シーズン制度で争い、チャンピオンシップを廃止する方式に移行する好機を作った。

 Jリーグの鈴木昌チェアマンは「現在のスポンサー契約が切れる2004年以降は、新たな制度へ移る考えがある。2005年からはJ1、2ともクラブが増えるのも、新制度へのきっかけになる」と、ようやく改正へ踏み切る、という。

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不動裕里、年間10勝の大偉業を祝う
(早瀬利之/作家)

 不動裕里が年間10勝という偉業を成しとげた。しかも年間24試合に出場し、予選落ちなしである。10勝のなかには、2週連続優勝が2回もある。その上、今年の開幕戦のダイキンオーキッド優勝からはじまり、最終戦のLPGAツアーリコー杯に勝った。スタートと最終戦の優勝も大偉業である。

 不動は小柄で、しかもロングヒッターとはいえない。強みは使用クラブであるエスヤードのドライバーとアイアン、それにアマ時代から使っているパターにある。日本女子オープンの開催コースで、名器パターを、さわらせてもらった。「ウィルソンなの?」と、手にしたら「そんな高いものではありません。アマ時代から使っている安物です」と苦笑した。なるほど、ヘッドはかなり傷ついている。バランスも軽めだ。

 ところが不動が、一旦グリーンに立つと、ボールはカップに呑み込まれるように入っていくから不思議である。

 勿論、年間10勝は、9勝した?阿玉の記録を破った。おそらく、10勝という記録は、不動のあとには誰も達成できないであろう。「他の選手が弱いからでは?」という声もあったが、そうではない。新人プロは力をつけてきている。ベテランも強い。その中で「予選落ちなしの10勝」である。

 彼女が強い理由は、エスヤードのクラブに恵まれていることの他に、清元登子というコーチのアドバイスを受けている点を見逃してはならない。いいコーチを持つことが、いい結果を出している。

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